函南町農泊推進協議会(静岡県函南町 会長:西村 悟)が発起人となり製造・販売をスタートした、静岡県函南町の文化的な継承と環境配慮を同時に実現した焼き菓子「あみにょん焼き」が2024年度グッドデザイン賞(応募カテゴリー:地域の取り組み・活動)を受賞しました。
▼ 「あみにょん焼き」概要
・製品名:あみにょん焼き
・販売場所:酪農王国オラッチェ(静岡県田方郡函南町丹那349-1)、道の駅 伊豆ゲートウェイ函南(静岡県田方郡函南町塚本887-1)
・販売価格:オープンプライス
・プロジェクト関係者:函南町農泊推進協議会(発起人)、酪農王国株式会社(事業主体者 / 製造者)、道の駅 伊豆ゲートウェイ函南(プロデューサー)、kaco.(デザイナー)、かんなみ仏の里美術館、静岡県立大学ツーリズム研究センター
・グッドデザイン賞 紹介ページ:https://x.gd/ylSSW
▼ デザインのポイント
地域の銘菓づくりを通じて、多様な関係者とともに複合的な地域課題解決に取り組んでいます。
① 文化的深さと親しみやすさを「仏×食」で融合
地域の新たな銘菓をつくることを目的に着手した本プロジェクト。従来であれば丹那牛乳を用いることで牛のかたちなどを模すところ、静岡県函南町の国指定重要文化財「阿弥陀如来像」をモチーフにし、多世代に親しまれるきっかけづくりを目指しました。
② ユニークな見た目と馴染みやすい名前で若者の興味を刺激
日常生活で関わりが少ない「阿弥陀如来像」をあえてモチーフに、商品名を、阿(あ)弥(み)如(にょ)と、仏教用語の阿吽(物事は「あ」で始まり「ん」で終わる)にちなみ、親しみやすく覚えやすい「あみにょん焼き」と命名することで、若者の視覚と聴覚の好奇心を刺激しました。
③ 地元「丹那牛乳」のバターミルクを活用し環境に配慮
バター製造過程で必ず生まれ、雑菌が繁殖しやすいことから通常廃棄されるバターミルクを原料として有効活用。バター生産者と隣接する立地で加工を行えることでこの活用を実現し、年間480㎏を利用することで酪農家の収益向上にも寄与しています。
▼ 審査委員による評価
函南町の「阿弥陀如来像」をモチーフにした、地域の文化と環境意識を融合させた焼き菓子。デザインは、仏像の厳かなイメージを親しみやすいキャラクターに昇華し、若者にも響くビジュアルに仕上げられている。また、地元の丹那牛乳のバターミルクを使用し、地域資源を有効に活用。これにより、持続可能なデザインの象徴となっている。このように、地域文化の新しい伝承手段として高く評価したい。
▼ noteにプロジェクトメンバーによる開発ストーリーを公開しています
プレスリリースではご紹介しきれない、あみにょん焼き開発に関わったメンバーの想いやストーリーをnoteにまとめました。ぜひ、併せてご覧いただき、取材のご検討をいただけますと幸いです。
https://note.com/kawata_note/n/nd1778a948499
▼ 本プレスリリースに関する報道お問い合わせ先
道の駅 伊豆ゲートウェイ函南 田中 三智子
TEL:080-5821-0046
E-mail:michiko.tanaka@kawata.org
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