2020年入社

深澤 和也

土木部

生活に欠かせないインフラを支える
「縁の下の力持ち」でありたい
生活に欠かせないインフラを支える 「縁の下の力持ち」でありたい

土木部で現場代理人として働く深澤和也さん。入社半年で現場代理人を任されたり、携わった工事が三島市から表彰を受けたりと、実績を積んできた深澤さんですが「すべては周囲のサポートがあったからこそ」と強調します。そんな深澤さんに、これまで携わってきた現場でのやりがいや苦労、土木部のカルチャーなどについてお話を伺いました。

入社して半年で現場代理人を任されたという「東部浄化センター」の現場について、どんなお仕事だったのか教えていただけますか。

東部浄化センターはまちの下水を川に流せる状態にまで浄化する施設で、経年などにより劣化した施設の設備を復旧させるための工事を担当しました。

 

入社して半年で現場代理人を任されるケースは社内でも珍しく、何をするにしても初めて尽くしの現場。私にとっては大きな挑戦でした。またこの現場は、上司たちが「こんな図面はあまり見たことがない」と話すほど、特殊な工程が多い現場でもあり、一般的な現場もほとんど経験したことがない私は何から何まで苦労した覚えがあります。何よりもプレッシャーだったのが、現場代理人としての責任の大きさでした。

 

その時は必死で目の前の仕事に取り組むほかなかったのですが、後になって思えば「現場の職人さんたちともっとしっかり話し合えば、効率的に進められたかも」など、いろいろと反省点も多く残る現場でした。そこでの反省を生かすと同時に、経験を積めば積むほど、事前の対策や見通しもより解像度高く立てられるようになると信じて、緊張感を持って日々の仕事に取り組んでいます。

普段から上司や先輩など周りからのサポートは手厚いですか?

仕事の中で上司や先輩、同期などの助け合う仲間がいることにはいつも本当に助けられていますね。特に私が所属する土木部はとてもアットホームな雰囲気があって、わからないことを電話で他の現場の先輩に聞いたら親切に教えてくれたり、困ったときにすぐに駆けつけてくれたりします。こうした相談のしやすさやフォロー体制があることは、新人の頃からありがたいなと感じています。

他に印象深かった現場はありますか?

三島駅北口線道路の改良工事の現場です。この工事は一方通行の道路に新しく交差点を作るというものだったのですが、地元の方の多くが利用する主要道路だったこともあり、昼夜問わず交通規制をしなければいけない大規模な現場となりました。近隣住民の方々への配慮などを行うべきシチュエーションも多く、ここでもさまざまな学びがありました。

 

ちなみに、同期も独り立ちして自分の現場を持ち始めているタイミングだったので「自分も負けないぞ」と意気込んで臨んだのですが、いざ始まってみると、なかなかうまくいかないことも多く、歯がゆい思いもありましたね。

 

私の図面の解釈が間違っていたこともあり、「もっと早く上司に相談していれば」と反省したこともありました。結果的に、サポートに入ってくれた上司や先輩とともに現場で一緒に測量を行い、間違った解釈をしてしまった理由や補正の仕方を教わったおかげで、なんとか軌道修正することができました。ベテランの上司について、問題が起きたときの解決プロセスや、仕事に向き合う姿勢や考え方を間近で学ばせてもらえたことは、何よりも勉強になりましたね。
三島駅北口線道路の現場は、三島市から優良工事表彰を受けたこともあり、印象深い現場となりました。実際に開通した道路を車が通行する光景を見た時は、まちの未来をつくることの一端を担えたかな、と誇らしくなりましたね。

深澤さんが現場代理人を務める上で大切にしていることを教えてください。

やはり、コミュニケーションは重要だと感じています。特に多くの職人さんや作業員が集まる現場では、あらかじめ意思疎通のハードルを取り払っておくことが不可欠。とにかく現場でのコミュニケーションの頻度を増やすことが大切です。会話の中身はなんでもよくて、他愛のない話だって構わない。普段からそうしたコミュニケーションをとっていく方が、圧倒的に現場がうまく回ることが多いですね。

最後に、深澤さんが仕事のどんなところに誇りを感じるか教えてください。

私たち土木部の仕事はインフラを支える仕事。しかし、上下水道などのインフラの多くは普段、人の目になかなか触れにくいものだったりもします。それでも、インフラは快適な生活を送る上で必要不可欠なものですし、今後数十年先の未来まで使い続けられるものでなくてはならない。まちの人たちが安心して生活できる状態をつくるような感覚で日々の仕事に臨んでいますし、同時に「縁の下の力持ち」的な存在としての誇りも感じています。

深澤 和也さん、ありがとうございました!

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