2021年入社
監物 速冬
建築部
新たな現場を経験するたびに、三島がもっと好きになる 新たな現場を経験するたびに、三島がもっと好きになる
工事の工程管理や安全管理などを取り仕切る施工管理の業務に携わる監物速冬(けんもつ・はやと)さん。「毎回の現場が挑戦」と語る監物さんですが、同時に地域に根ざしたまちづくりに携われることに、やりがいを感じているそうです。これまで関わってきた中で印象に残っている現場のエピソードや、三島というまちへの思いについてお話を伺いました。
監物さんが現在のお仕事を目指したきっかけを教えてください。
父親の背中を追いかけて、この業界に入りました。父は現場監督をしながら設計にも携わる仕事人だったのですが、そんな父の姿を見て建築の世界に興味を持ち、大学でも建築を専攻しました。学生時代、バスケットボールをやっていたのも父の影響でしたし、父親の背中を追いかけることが自分の中で当たり前のようになっていた気がします。
私が現場監督の仕事に就くことになったときも「お前も現場監督になったか、大変だぞ」と茶化しながらもとても喜んでくれて。日常的に父と仕事の話ができるようになったのも嬉しかったですね。
入社してからこれまでを振り返って、特に印象深かったお仕事について教えてください。
新入社員研修の一環で、地域の方を巻き込んだイベントを開催したことは思い出深いです。加和太建設が拠点を置く三島市の名産物「鰻とクラフトビール」をテーマにしたイベントを開催しました。三島の鰻屋さんとタッグを組んで料理を提供したり、鰻をモチーフにしたロゴ入りのTシャツを販売したり、社員はもちろん、地域のさまざまな人を巻き込んでつくりあげたイベントは私にとってひとつの共創だったと言えるかもしれません。
当時は社会人になったばかりで、メールの書き方さえもおぼつかない状態。研修担当の先輩にサポートしてもらいながら、社会人としての基礎も学んでいきました。外部の業者さんとやりとりしたり、イベント開催日から逆算してしっかりとしたスケジュール進行を行ったり、このとき学んだことは現在の施工管理の仕事にも生きているな、と感じます。
ちなみに私は三島市の近隣の長泉町の出身なのですが、実のところ三島が鰻をはじめ、こんなに名産物があるまちだとは知りませんでした。イベントの準備期間や当日に地元来場者の皆さんとたくさん対話させていただいたことも、三島への愛着を深めるよい機会になりました。他の社員からも「このまちが好き!」という三島への愛と熱量を感じることが多いですね。
ご自身の成長につながった現場経験についても教えていただけますか。
入社2年目に携わった、とある保育園の建築現場は大いに成長につながったと思います。木造建築の現場だったのですが、木造の現場は私としては初めてでもあり、また初めて後輩ができて指導なども行わなければいけませんでした。まさに挑戦の連続でしたが、先輩方の助けも借りつつ、無事に竣工できたときは心からホッとしました。
やはり自分の携わった建物が竣工したときや、プライベートで自分が携わった建物を目にすると、現場での苦労がすべて報われた気がします。自分が携わったものが地図に載り、その土地にかたちとして残り続けることにはやりがいを感じますね。自分が携わった建物が増えるたび、よりまちへの愛着も増していくんです。
いろいろ大変なことも多い仕事ですが、そういったことも全部ひっくるめて、自分はこの仕事が好きですね。
今後、加和太建設で取り組んでいきたいことについて教えてください。
自分の仕事を通じて、少しでも建設業界のイメージ向上に貢献できたらいいな、とは思っています。
建設業や土木業にいわゆる「3K(きつい・汚い・危険)」のイメージを持つ人もいまだに多いかと思うのですが、建設業界は今まさに変革期を迎えています。休日を増やしたり、残業時間を減らしたり、当社はもちろん、多くの会社が働き方改革に取り組んでいます。自分が携わる現場もそうありたいと思っていますし、自分の仕事を通じて建設業に対するネガティブなイメージを少しでも払拭できたらいいな、と。
たとえば、自分が過去に携わった保育園の現場で「上棟式」を開催したことがありました。イベントの一環として、園児たちを呼んで餅まきをしたのですが、そのときに私がマスコットキャラクターの着ぐるみを着たところ、子どもたちがすごく喜んでくれたんです。今後もさまざまなイベントを企画したり、地域の方々と密なコミュニケーションを取ったりしながら、建設業のイメージ向上に貢献していきたいですし、ひいてはそれが建設業を変えるということにもつながるのかなと思います。
監物 速冬さん、ありがとうございました!
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