2021年入社

小林 直樹

土木部

私たちの生活に欠かせない
インフラ工事に携わる誇りとやりがい
私たちの生活に欠かせない インフラ工事に携わる誇りとやりがい

現場全体の統括を行う現場代理人と技術者を兼任し、道路や橋、下水道などのインフラ工事に携わる土木部の小林直樹さん。責任の大きな立場として現場を任されている小林さんですが、入社当初は上司のアドバイスに大いに助けられながら、経験を積んでいったと話します。そんな小林さんに仕事の中で成長を感じたことや、大切にしていることなどお話を聞きました。

これまでで最もご自身の成長につながったと感じたお仕事について教えていただけますか。

自分の中で大きな成長を実感できたのは、入社して半年後に配属された農道の整備工事の現場です。自分が初めて最初から最後まで携わった現場で、正直なところ何もわからない状態からのスタートで、すべてが学びになりました。歳の近い上司に業者さんとのコミュニケーションや現場で指揮をとるうえでの段取りの大切さなど、イチから教えてもらいながら竣工までやり遂げられました。

 

また、初めて現場代理人という責任ある立場で関わった下水道の推進工事も、私にとっては挑戦でした。土木の共通仕様書を読み込むところから始まり、役所にどんな書類をいつまでに提出すべきかを調べて、必要な書類を作成するといった基本的なことから実践していきました。また、施工中、想定外のトラブルが起きたりと「現場の仕事はなかなか図面通りにいくことはない」という難しさも学びました。同時にそこが現場仕事のおもしろさでもあると感じています。

想定外のトラブルが発生したときに、それをどのように乗り越えたのでしょうか。

まずは現場で施工をしてくださる職人さんに相談しました。職人さんはその道のプロなので、現場での最適解を知っていることも多いですし、「こういう場合はこう対応するのがいい」と的確なアドバイスをもらえることもあります。もちろん、最終的な決断を下さなければならないのは現場代理人ですが、職人さんの言うことに耳を傾けることで、より正確な判断ができることもあります。職人さんの協力なしに工事は完遂できませんし、現場ではどちらが上でどちらが下かということは全く意識することなく、対等な関係を築けるよう、フラットなコミュニケーションを心がけていますね。
そうしたコミュニケーションの取り方や現場での仕事の進め方を教えてくれたのも、最初の現場で一緒になった歳の近い上司でした。上司から学んだことは、現場を回す上での私の礎となっていますね。

小林さんが現場代理人となり、別々の現場で働くようになってからも、その上司の方はアドバイスなどをくれるのでしょうか。

そうですね。私が1人で現場を担当するようになってからも、気にかけてくれています。今でもわからないことは聞けばすぐに教えてくれますし、「最近、どう?」と向こうから電話をかけてくれることもあるのでとても心強いです。

 

私がその上司を尊敬しているのは、自分の芯を持ちつつも、発注者、職人、社内の後輩、地域の方など、現場に関わるすべての人に対して誠意や感謝を持ち、事あるごとにそれを表現しているところ。

 

私自身も、現場に関わる人は皆、 助け合う仲間 だという意識を持って、一つひとつの仕事に臨みたいと考えています。かつての自分のように「右も左もわからない」という後輩や部下と一緒に仕事をするときには、頭ごなしに指示を出すのではなく、いろいろな選択肢を与えながら、自分の頭で考えてもらえるような教え方をしたいですね。上司が私にしてくれたように。

最後に、小林さんが感じる仕事のやりがいについて教えてください。

私が所属する土木部は、多くの人の生活に欠かせないインフラに携わる仕事。仕事をしている最中は無我夢中でなかなか実感できないのですが、竣工後に自分が携わった道路などを多くの方が利用してくださっているのを見ると「やってよかったな」とやりがいと誇りを感じます。

 

とはいえ、一人前の現場代理人を目指すうえで、知識面など自分にはまだまだ足りていない部分があるのも事実。今後も勉強に励みつつ、誰からも信頼される現場監督になることが今の私の目標です。

小林 直樹さん、ありがとうございました!

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