2020年入社

山保 敬寛

土木部

社内だけではなく、
外の人からも信頼される現場監督を目指す
社内だけではなく、 外の人からも信頼される現場監督を目指す

道路や橋、上下水道など私たちの生活に欠かせないインフラを支える土木事業。入社5年目(2024年現在)を迎える山保敬寛さんは、土木部に所属し、工事のスケジュールや安全性・品質などを管理する施工管理の業務に携わっています。強い責任感を持ち、一つひとつの現場に真摯に向き合う山保さんに、これまでの挑戦や仕事のやりがいについて聞いてみました。

入社してからこれまでを振り返って、一番の「挑戦」だったお仕事について教えてください。

入社2年目に、初めて現場代理人を務めた狩野川東部浄化センターの工事です。それまでは上司にべったり付いて指示を仰ぎながら仕事をしていたのですが、この案件では私が中心となり、現場を取り仕切ることに。工程管理、原価管理といった現場代理人に求められる基本は、すべてこの現場で学びました。

 

土木工事は基本的に屋外で行うことが多いのですが、この現場は建物内での工事となったのも初めての経験でした。私は下水処理場のタンクの耐震補強工事を担当したのですが、図面と実際の現場の劣化状況が異なったため、本来予定していなかった改修も発生。限られた工期と予算をどのように調整するか、発注者と直接交渉を行ったことも私にとっては大きな挑戦でしたね。現場代理人として最初の一歩を踏み出した現場だったように思います。

仕事を通じて、ご自身のどのような点に成長を感じていますか?

初めて現場に出た時と比べると、想定外の事態に直面しても落ち着いて対処できるようになりました。以前の現場では、なにかあれば闇雲に上司に相談していましたが、今では現場の誰に何を聞けばいいのかわかるようになりましたし、自分で解決策を考えるときの判断スピードも上がったように思います。さまざまな現場で経験を重ねたことは、間違いなく自分の成長の糧になっていますね。
とはいえ、飛躍的に成長しているかと言われるとまだまだです。仕事の実力は、一朝一夕で身に付くものではありません。現場代理人として求められるリーダーシップも自分にはまだ足りていませんし、これからもっともっと成長を遂げられるように、さらなる現場経験を重ねていきたいと思います。

仕事の中で、やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

たとえ道路の一区間でも、工事を終えて開通し、多くの人が当たり前に通行しているのを見るととても達成感を覚えます。工事中は、地域住民の方々にご不便をおかけして心苦しいときもありますが、実際に道路が利用されている様子を見ると、本当に人々の役に立つ部分を担っている仕事だと実感しますね。インフラとはまちそのものだと私は考えているので、それをつくることはまさにまちの未来をつくることだと思います。

加和太建設で働く社員たちの仕事への熱量の高さをどんなところに感じますか?

熱量とは責任感から生まれるもの。私はそう思います。どんな現場も絶対にやり切る、加和太建設の社員たちのそんな責任感あふれる姿勢には熱さを感じますね。特に土木部の先輩方を見ていると、工期も予算も厳しい現場に直面したとしても、いかにその現場をやり抜くか常に真剣に向き合っていて、本当に学ぶことが多いです。

一緒に働く社員や仲間たちを見渡して、山保さんが「負けたくない」と思う瞬間はありますか?

入社当初は、同期たちに「負けている」という感覚が拭えませんでした。研修でも、みんなが当たり前にできていることが自分だけうまくできず「遅れを取っている」と感じることばかりでした。こうした悔しさをバネにして、土木部に配属されてからは、施工管理技士や宅地建物取引士の資格を取得したりするなど自主的な勉強にも励みました。

現在では「自分は負けている」という負い目を捨てられるようになりましたが、同期の存在は今も大きな刺激になっています。特に加和太建設は若手社員が多いので、同世代の仲間たちが挑戦している姿を見ると、自分も頑張ろうという気持ちになりますね。共に高め合う仲間の頑張りが、私を鼓舞してくれます。

最後に、山保さんの今後の夢や目標を教えてください。

社内だけでなく、発注者や現場で働く協力業者さんなど、外の人たちからも頼りにされる現場監督になることです。今はまだ、社内の人たちに助けられ、協力業者の皆さんにも支えられ、なんとか現場を取りまとめている状態。少しでもそこで受けた恩を返せるよう、協力業者のみなさんが仕事をしやすく、発注者の方々にも満足していただける現場をつくっていけたらと思います。

山保 敬寛さん、ありがとうございました!

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